1938年、セファランチンの研究を発展させるため「化学療法研究会」が設立されました。基礎研究と臨床試験のための研究所と附属病院を設け、原料栽培、製造、研究、臨床試験を行いました。
1942年、研究の発展に伴いセファランチンの需要が増大したことから、それまで化学療法研究会が行っていた原料栽培、製造、販売等の事業部門を企業体として分離したのが化研生薬株式会社です。社名は母体である化学療法研究会に由来し、セファランチンの誕生にかかわった近藤博士らが顧問として名を連ねました。
その後、化学療法研究会は化学療法に関する民間学術研究機関として、当社は製薬会社というそれぞれ別の立場から、異なる道を歩むことになりました。